当社はこれまで、松阪肉牛共進会にて共進会出品牛を落札し、予約販売を行ってまいりました。
今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、「第71回松阪肉牛共進会」は中止となりましたが、生産者さまが900日以上にわたり、手塩にかけて大切に肥育されたこだわりの特産松阪牛を今年度もお客さまにお届けしたいとの想いから、11月30日に開催される「JA全農みえミート冬季肉牛枝肉共励会」に参加します。
「JA全農みえミート冬季肉牛枝肉共励会」には、「第71回松阪肉牛共進会」の予選候補牛でありました特産松阪牛も出品されるため、例年と遜色ない特産松阪牛を当社バイヤーが選定し、落札を予定しております。
当社従業員が真心込めて1枚1枚、丁寧に加工し、冷凍せずに三重県産杉の木箱(小間切れを除く)に入れて、お客さまへお届けいたします。
■特産松阪牛の定義
『松阪牛の中でも、兵庫県産の子牛を導入し松阪牛生産区域で900日以上肥育した牛』
■特産松阪牛のあらまし
松阪地方では古くから、但馬地方(兵庫県)生まれで紀州育ちの若い雌牛を役牛として導入していました。明治以降はそうした役牛を長期肥育することで肉質の優れた松阪牛として生産してきました。
この肥育技術を継承し、より一層の肥育技術の向上を図るため、松阪牛の中でも特に但馬地方をはじめとする兵庫県より生後約8ヶ月の選び抜いた子牛を導入し、900日以上の長期に渡り農家の手で1頭1頭手塩にかけて肥育されたものを『特産松阪牛』と呼んでいます。(月齢でいうと約38ヶ月以上)
一般的に牛を長く肥育することは、通常よりコストとリスクを負うため、特産松阪牛は熟練の農家が秘伝の匠の技を駆使して、1頭1頭を大切に育て上げます。まさに牛を『生きたまま熟成』させるという意味では『究極のエイジングビーフ』ともいえます。このような肥育をされている牛は、日本中はおろか、世界的に見ても他に例を見ません。
そのため特産松阪牛の生産頭数は少なく、松阪牛全体の数パーセントしか存在しません。
【平成27年度実績:松阪牛全体の約4%】
この稀少性の高い『特産松阪牛』こそがまさに
『松阪牛の中の松阪牛』『松阪牛のスペシャルグレード』なのです。
■特産松阪牛の特徴
- 肉眼で見えないほどのきめの細かいサシ(霜降り)
- 見た目とは逆に、まろやかでくどくない脂の旨み
- 常温で溶け出すほど脂肪融点がひときわ低く、とろけるような口どけ
- おはしで軽く切れてしまうほどの柔らかな肉質
- 甘く深みのある上品な香り
- 赤みの部分は、色味が濃く、凝縮された肉のうまみがぎっしり!
特産松阪牛ならではの別格の味わいをぜひご賞味ください!