パスタや丼メニュー、焼き菓子などの卵黄だけを使うこと、ありますよね。残った卵白、そのまま捨てていませんか?実はとってももったいないんです!今回は、そんな余った卵白をおいしく活用します。
卵白は高たんぱく・低脂質で加熱するとふんわりした食感になるのが特徴です。お菓子作り以外にも、日常の料理に活用できます。覚えておくと便利な使い切りレシピを4品ご紹介します。
えびのフリッター
卵白をメレンゲ状に泡立てて使うと、外はサクッと中はふんわりとした食感に仕上がります。
卵白は冷凍で保存しておくと、使用する際に解凍して揚げ物や炒め物に使うことができます。
★ポイント
・小麦粉と片栗粉を半々にすることで、よりふんわりサクサク感がアップします。
・メレンゲはハンドミキサーを利用すると、手軽に時短で作ることができます。
レンジで作る!蒸しいか団子
電子レンジで手軽に蒸して作る団子は、メレンゲをつなぎに使ってやわらかく仕上げます。
レシピはこのまま食べる主菜メニューですが、
汁物の具材にアレンジして食べ応えのある副菜メニューを作っても◎
★ポイント
・メレンゲ作りは卵白と容器が冷えていると、泡立ちがよくなって作りやすくなります。
・食べやすい一口サイズで作れば、お弁当やおつまみにもピッタリです。
白いあんかけチャーハン
冷凍チャーハンと卵白を合わせれば、あっという間にふわとろ仕上げのチャーハンに!
卵白のふんわり感とあんのとろみが組み合わさり、ふわとろ食感が楽しめます。
★ポイント
・ふんわり感を残すため、卵白は泡立てすぎないように注意しましょう。
・水溶き片栗粉を少しずつ加えてとろみを安定させると、より口当たりがよくなります。
卵白を使ったプリン
蒸し器や湯煎で作るプリンは、卵白だけでもふんわり軽く仕上がります。
キャラメルソースの代わりに黒蜜と食べる、ちょっと和風にアレンジしたプリンです。
★ポイント
・卵白は泡立てすぎず軽く混ぜ、茶こしでこすとなめらかになります。
・プリン液を入れる器はマグカップや耐熱容器などがオススメです。
【卵白をおいしく使い切るコツ ~メレンゲ作りのポイント~】
余った卵白は、ちょっとした工夫で料理に生かすことができます。挑戦しやすいのは汁物に入れてたまごスープにすることですが、もっとアレンジを加えたい方は、今回のようにメレンゲを作って料理に生かすのもオススメです。メレンゲとは、卵白に空気をたっぷり含ませて泡立てたもので、その体積は卵白の約6〜8倍にもなります。一見むずかしそうですが、次のポイントを押さえれば失敗しにくくなります。
メレンゲ作りのポイント
・容器や泡立て器は乾かして清潔にする。
・卵白はよく冷やしてから泡立てるとふんわり感が出やすいです。容器を冷やすのも◎
・泡立てすぎず軽く混ぜて仕上げることで、分離を防ぐ。
失敗の多くは、泡立て不足でゆるい状態になることや、逆に泡立てすぎてボソボソになり水分が出てしまうことです。また、油分や水分が混入しても泡立たなくなるため、注意が必要です。さらに、卵白を小分けにして冷凍保存すれば、必要な時にサッと解凍して使うことで無駄もありません。ちょっとした工夫で、毎日の料理にたんぱく質をプラスしながら、フードロス削減につながるレシピにチャレンジしてみましょう!