紫キャベツはアントシアニンという色素がたくさん含まれているため、鮮やかな紫色をしています。この色素は㏗によって、色が変化するんです!!この性質を利用して見た目も楽しいパフェを作ってみませんか♪
アントシアニンとは?
水溶性の色素で中性では紫色ですが、酸性では赤、アルカリ性ではその強さの程度により、青・緑・黄色に変化する特性があります。紫キャベツの他にも、ブルーベリー・ぶどう・カシス・紅いも・赤しそ・紫玉ねぎなどにも含まれています。
アントシアニンと目の健康
アントシアニンはポリフェノールの1つで、高い抗酸化作用があります。ブルーベリーが目に良いと聞いたことはありませんか?これは、アントシアニン色素が目の周りの血流を促して、疲労の蓄積・老化の予防に効果があると言われているからなんですよ。
「紫キャベツで2色ゼリーパフェ」の作り方
<作り方>
① 小さい容器1つにお湯を入れてから、ゼラチンをふり入れてふやかす。
※お湯・ゼラチン共に半量ずつ入れる。
② 紫キャベツを細く手でちぎり、色が出るまで30分熱湯に浸す。
③ 紫キャベツを取り出し、色水を沸騰直前まで温め、砂糖を入れてよく溶かす。
④ ③を2つの容器に分け、1つにレモン汁を加える。
⇒レモン汁(酸性)と反応し、赤色に変化する。
⑤ ④にそれぞれ①を加えてよく溶かし、冷蔵庫で冷やし固める。
⑥ ボウルに生クリーム・砂糖を入れて、よく泡立てる。
⑦ 器に⑤・⑥・アイスクリームを彩りよく盛り付けたら、完成!
色の変化を料理で楽しもう!
食材の多くは中性ですが、酢・柑橘類などの酸味の強いものは酸性、卵白・ベーキングパウダー(重曹)などはアルカリ性です。アントシアニンを多く含む食材と、酸性・アルカリ性の食材をそれぞれ合わせて料理を作ると、色の変化が楽しめます!今年の夏は、食材の特性を利用した研究にチャレンジしてみませんか。