フードロス削減メニューと言えば、野菜の茎や皮を廃棄せずに使うレシピをイメージされる方も多いのではないでしょうか?
今回は野菜の他に、鶏肉の皮や魚の缶詰の汁も使うことでフードロス削減メニューを
ご提案します。
食材の使い切りに重点を置いたレシピを活用して、
気軽にフードロス活動に参加してみませんか。
レシピはこちらからチェック↓↓↓
【鶏肉の皮まで使ってフードロス削減】
皮ごとさつまいもと鶏肉のごまドレ炒め
鶏肉を皮ごと使って、皮膚の弾力を保つといわれているコラーゲンや体内のさまざまな代謝を
助けるナイアシンをプラスチャージ!
ドレッシングはお好みのごまドレッシングでOK!
★ポイント
・ドレッシングはサラダだけでなく、炒め物の味付けにも最適です。
・コチュジャンなどをチョイ足しすると、お酒のお供にもピッタリ!
【さば缶の汁まで使ってフードロス削減】
さば缶汁ごと炊き込みごはん
水に溶けやすいビタミンB2などは、さば缶の汁に溶け出しています。
骨ごと食べられるさば缶を使えば、カルシウムも多く摂取できます!
★ポイント
・さばの香りが苦手な方も、にんにく&カレー風味で食べやすくなります。
・さば缶を常備しておけば、いつでもすぐに作ることができます!
【にんじんの皮まで使ってフードロス削減】
納豆とにんじんのいなり焼き
にんじんは皮つきのまま使うと、便秘解消に役立つといわれている食物繊維の量も高くなります。細かく切るため皮も食べやすくなります!
★ポイント
・納豆とコチュジャンが味の決め手で、ビビンバのような味わいがやみつきです。
・色合いも鮮やかなため、食卓が華やかに♪
【キャベツの芯まで使ってフードロス削減】
芯まで使ったキャベツの春巻き
キャベツの芯には葉よりも甘く、加熱するとさらに甘みが増します♪
★ポイント
・サクッとした衣の中に野菜の旨みが効いたお肉の餡が入ってジューシー!
・揚げ焼きにするため、揚げ油のロスも削減できます。
【ブロッコリーの茎まで使ってフードロス削減】
鶏ささみ肉とブロッコリーのケチャップ煮
ブロッコリーの茎は、つぼみの部分よりも甘みが豊富で食べやすい!
★ポイント
・ブロッコリーのつぼみと茎が入って、それぞれの適度な歯ごたえがアクセントに!
・メイン料理としても、パスタソースとしても使えます。
【根菜の皮を使ってフードロス削減レシピ】
根菜の皮のきんぴら
メニューによっては皮をむく場合も、皮を冷凍しておき、
ある程度たまってきたらきんぴらを作っても◎
★ポイント
・唐辛子はお好みで香り付けにはそのまま、辛さを出すためには半分に折って炒めましょう。
・作り置き可能なため、お弁当の1品にもぴったりです♪
食品ロス削減への日本の目標と取り組み
日本は家庭から出る食品ロス量を、2020年度から2030年度までに半減させる目標を設定しています。そのため、一人ひとりが身近なところから食品ロス削減を意識する事が必要です。
日本の家庭での食品ロスの原因には、以下のようなものがあります。
・料理の作り過ぎによる食べ残すこと
・買ったのに使わずに捨ててしまうこと
・料理を作る時の皮のむき過ぎ
この「家庭系食品ロス」だけで1年に約244万トンにもなっています。
飲食店での食べ残しなどで発生する「事業系食品ロス」と合わせた数は、1年でなんと約523万トンです。
この数を国民1人当たりの食品ロス量として換算すると、
国民全員がおにぎり1個分(約114グラム)の食品を毎日捨てている計算になるといわれています。
(農林水産省及び環境省推計 令和3年度)
一人ひとりが手軽に食品ロス削減する手段の1つとして、今回のレシピのような使い切りレシピを作ってみるだけでも、食品ロス削減活動に繋がります。
日々続けることで、家庭から出る食品ロス削減を少しずつでも行っていけるといいですね。